1994年にニューヨークでセレクトショップとして創業、現在ではアメリカ、EU、アジアなどで圧倒的人気を誇るスケートボードブランド「Supreme(シュプリーム)」の買収に関するニュースが発表された。
2024年7月17日、ヨーロッパ企業のEssilorLuxottica S.A(エシロールルックスオティカ)が15億ドルで買収する正式契約を締結したことを発表。2024年末に契約が完了する見込み。
2020年11月9日に21億ドルでSupremeを買収した米国最大のアパレルメーカー、VFコーポレーションの傘下ブランドポートフォリオ再編の一環に伴うもので、VF傘下になって以降、Supremeは中国と韓国の主要市場で存在感を拡大し、力強い成長を遂げてきたが、過去にもコラボしたVF参加のThe North Faceなどの他ブランドとの相乗効果に限界が来ているという判断によるもの
イタリアとフランスの光学機器、アイウェアメーカーの合併により2018年誕生したエシロールルックスオティカは世界的な有名ブランドであるRAY-BAN、OAKLEYを含む様々な自社ブランドを展開。
現在は、ジョルジオ・アルマーニ、ヴェルサーチ、ティファニー、ラルフ・ローレン、プラダ、ダナキャラン、ドルチェ&ガッバーナ、バーバリー、ブルックス・ブラザーズ、ブルガリ、シャネル、コーチ、DKNY、ミュウミュウ、ポール・スミスといった一流ブランドのサングラスを製造している。
総合アパレルを展開するSupremeを買収することでブランドポートフォリオを拡充することが目的とみられる。SupremeRは現在、デジタルファーストのビジネスを展開し、米国、アジア、ヨーロッパに17店舗を展開。
今回の買収は2024年末までに完了する予定で、通常のクロージング条件と規制承認を受ける必要があります。